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2003 年 春 みのわマック・ステップセミナー
 
 
司会)山本さんからの挨拶です。
 
 
〇こんにちは、みのわマックの山本です。アルコール依存症者本人です。今日は「みのわマック」の挨拶というよりも幸いに、というとあれなんですけどミニーさんが明日お帰りになるんですけど、マックのセミナーに顔を出していただいたので、そちらの方の話しを重点にしたいと思います。一つだけマックでこういう風にステップセミナーをやり出したのは、マックでは 1-2-3 ステップを中心にね、やっているんですけど 12 ステップを通して皆さんに理解を深めていただいてソーバーな生き方をしてほしい、という願いでセミナーをやっています。そういう事で今日はミニーさんに 12 ステップについてね、話して頂きたいと思います。20 分位お願いいたします。今、来ますから。(笑)
 
 
◎ジャンミニー神父の話し
 
 
アルコール中毒のミニーです。(ハイ、ミニー!)今日のステップゼミにあたって大昔の話しですけどね、ちょうど AA をやりだした時、ステップを踏んだ人いませんよ。日本語のグループの中で。そういう訳で皆がステップの意味が分かるために横須賀の基地とかね、横田の人達に頼んで、あの人達にスピーカーやってもらって訳して、それで段々とステップの意味がわかってくるんじゃないか、と思ってステップゼミというものが出来たんですけどね。僕の場合は向こうに帰って、もう生活が出来なくなって、長い間生活が出来なかったんですけども、自分自身の事を認めないもんだから、その続きですけどもね。施設に入れられてゆっくりと考える時間が与えられて、自分自身が段々とわかってきたのはね、本当にね、人間性が何にも残ってない。お酒飲みながらね、全部失った、というように感じたんだよ。それで人間としてゼロからやり直さなければならないという目覚めがあったんですよ。
 
しかし何年か飲みながらね、僕の場合ですとネズミの生活をやったよ。ちゃんとね、昼に寝て暗くなってからネズミみたいに出てきて、遊んでて陽にあたってからまた部屋の中に入って全部閉めて寝ちゃった、という事は間違いないよ。食べ物がないからたびたびネズミみたいにね、残ったものをどこからか拾ってきて食べたんですけどもね。段々と向こうの仲間の話しを聞いて自分自身の考え方でね、何にもならない、という事がわかってきましたよ。ということはね、酒を止める事は問題ないよ。何回も止めているんですよ。(会場笑)しかし続ける事は出来ない。何とかして 1 週間位経って身体の調子が良くなってから、どうしてかわからないけど頭の中で「もう 1 週間止めているんだから一杯いいんじゃないか」という考え方が出てきて一杯飲んでみて目が覚めたら明くる日の朝でね、京都駅の階段の下とか、どこかで寝ているんですよ。何回も同じ繰り返し。それで僕の場合ですとね、第 2 ステップを認めたのはそういう訳なんだよ。僕は学校の学歴は長い。27 年、学校行ったよ。幼稚園から大学まで。それでもっても何にもならないよ。繰り返し繰り返しばっかり。
 
京都大学で教えたんだよ。勉強していたんじゃなくて教えたんだよ。(会場笑)何もならないよ。そういう訳でね、どうしても自分自身、人間として成長したいという人間らしい生活をやりたいという仲間の話を聞きながら、そういう希望を少し得られたと思いますよ。というのは本部のね、親分に云われたのは「ステップ」をやらなければ外国へ行く話しません、という事を云われたよ。自分自身の生活が全然出来ていないのにどうして人間の生活をやれるもんか、とはっきり云われてステップはね、どういう風にやっていいのか、ということはわからないよ。
 
読むのはね、12 ステップ読むのは 3 分しかかからないよ。中毒者は 1 回読んだら「わかった!」というね。(会場笑)あれ、すぐ出てくるからね。そういう訳で第 2 ステップがあるんですよ。正気じゃない、というのは間違いないよ。正気であるという事になったらね、僕たちみたいな生き方しませんよ。と云うのはね自分自身が皆と同じように段々とね、全部捨ててしまったよ。最後に良い仕事を捨ててしまって、身体もメチャクチャにして。国に帰った訳はね腸ガンになったんだよね。腸ガンになったのは医者の話ではね、飲み過ぎだからなっちゃったよ、と。普通の人は野菜を入れて、僕の場合はお酒を入れちゃったんだからね。(会場笑)しょうがないもんだよ。心臓を悪くし訳は酒のせいでしょ。全て。やらしたもんじゃなくて、自分がやったんだから。当たり前という感じがします。
 
しかし、人がステップが偉大なものだ、という事はわからないよ。ミーティングに出て、よく人と話しして背が伸びて「私はステップなしに 3 年間やってます」とか「止めてます」とかよく聞く話しですけどね。あれは第 2 ステップの問題が残っているんだ、という事がね、すぐわかっちゃうよ。
 
この間アメリカの雑誌にね、20 世紀の中で偉大なものがあったという、ちゃんとね書いてあったものはビル W と Dr.ボブがその時、AA12 ステップを出してそれは全世界の為になったものをね、ちゃんと書いてあったよ。それを自分自身が見つけて良かった、という感じがしましたよ。今ね、人間らしい生活が出来ますよ、僕は。でもね、施設に入れられた時に自分自身が出来ると思っていたんですけどね、考えてみると出来ない。仲間の援助がなければ出来ない。というのは何にしても変な考え方が頭の中に入ってきて「一杯いいんじゃないか」と。「今、ちゃんと仕事をやっているんだから上手に飲めるんじゃないか」と。僕の第 2 ステップの中でこれを考えたんだよ。「日本でアルコール中毒になったんだからアメリカに帰ったら上手に飲めるんじゃないか」という(会場笑)あれ立派な中毒者の考え方でしょ。よくここで聞こえるよ、「名古屋に帰ったら上手に飲める」とかね「九州に帰ったら上手に飲める」「東京が悪いんだ」とか「横浜が悪い」とかね、話をよく聞きますよ。そういう変なもの考えるから第 2 ステップがあるというのは間違いないよ。
 
自分自身の第 1 ステップ、「無力」であるという事を認めるわけは、生活が出来ない。出来るのはね、お酒を飲むだけですよ。僕は向こうに帰ってね、飛行機で帰ったんですよ。着るものいっぱいスーツケースに入れようと思ってね、ちゃんと荷物を作ったんですよ。施設に入った時、明くる朝にスーツケースを開けたら臭いんだよ。何で臭いのか、と云ったらね、自分自身のね、2-3 カ月くらい全然洗濯していない物だけを入れたんだよ、間違って。酔っ払ってね。そういう生活なんだよ。ご飯入らないよ。ジン一本、毎日入るのにね。少し位のパンでも入らない。入れたら戻す、という生活なんだよね。ベッドのシーツとか、そういうものはね 1 年位交換してないよ。夜になってまた綺麗だろう、と。見ててね、そうじゃないよ。自分自身の部屋がね、もうゴミ屋みたい。その中で自分自身が生活している。それで良くなるために一つの事しかないという事をね、やっと認めた。「お任せする」。
 
自分自身でね、自分自身の生き方、飲まない生き方作れないよ。やってみた、何年か。しかしまた失敗。失敗ばかりするから良くなった人達の生き方のマネでいいんじゃないのか、という事を考えて、そういう訳で 1-2-3 ステップでやってみて、それで自分自身のね整理するために 4-5 ステップが必要ですよ。
 
今日、はっきり云うけれどもね、4-5 ステップをやらなければ成長できない。やめるかも知れません。続けるかもしれません。しかし成長できない。という事は成長する前の大事な準備だという事は間違いない。その後は少しづつやるんですけどもね、僕は今でもね 6 から 11-12 までやってますよ。もっと成長したい、もっといい人間になりたい、年とっているんですけどね。もう少ししたい、と。それでステップのおかげだけで自分自身が考えられない事が出来るようになった。という事は向こうに帰って教会の学校の先生をやって、その後は校長、その学校の総長をやって、アルコール中毒者がやるもんと違いますよ。しかし僕は変なこと何にもやっていない、向こうへ帰ってから。ステップがあったんだから変な事やってない。そういう訳で今日 1 日、大事にして自分自身がこれからどういう風にやっていいのか、人の話を聞きながら学ぶという事はね大事なセラピーだと思いますよ。
 
セラピーという言葉を最近よく使うんですけど。しかし僕の場合ですと心臓の大手術して先生に云われたのは「あなたがね、手術しても回復する可能性はほとんどありませんから、ちゃんと心の準備をしなさい」と云われてやったんですけど、少しのリハビリのプログラムが必要だということはね、アルコール中毒者から学んで、心臓のリハビリに行って「36 回」って云われた。長いな、と思ったんですけどね。アルコール中毒から開放されるために、何年間もかかったんだから 36 回くらい大したことない、という事にやっとわかってきたんですけどね。やっぱり人間ですから、自分自身もわかったと思う事が多いんですけどね、やっぱりはっきりとわかっていないから仲間の話が必要だと、よく云いますよ。
 
それで最初はね、山谷へ行った時にね、失敗したのは僕は京都ですからね、山谷があるという事は知らなかった。しかし知っていたら必ず行っていたと思うよ、飲んだ時。24 時間飲める所はね、何か天国みたいな感じでしょ。普通の所は 2 時 3 時になったら閉めちゃうよ。どうして帰らなければならない、という考えでね。しかし、あそこ行ったらね 1 日中飲めるんだから。しかし自分自身の部屋はねドヤに負けない程度。大変だったよ。そういう訳で「この人ひどい」、「この人軽い」とかね、それは撲、全然考えないよ。中毒者は中毒者だという事だね。例えば僕が勤めた後で、病院に勤めたんですけどね、女性達が入ってくるね、酔っ払って。ミンクコート着て、カツラ被って入ってくんでしょう。4 人部屋でね、1 週間位経ってカツラが誰のものだったか全然わかってないよ。ちゃんと見てね、あれは私ものかどうか、という事でね、ミンクのコートは着てきたのかわからない。というのは中毒者はただ中毒者だよ。そういう訳で自分自身がね、まだそこまで失敗していないとかね、それを考えるのは第 2 ステップの意味ですよ。
 
こうなったんだからこれを認めて自分自身の考え方で何にもならない。お任せしたら良くなる、という事はね正しいことだ、と。僕、一生懸命信じてやってますよ、AA の生き方として。30 年間やってきたんだから間違いないという事はね、わかるよ。
 
しかしこれをやり出した時、2 年しか経っていなかった。大変だったよ。よく質問されてこの場合どうするべきか、とかねそれを「わかりません」とは云えないよ。大宮ハウスの時。どうしてもハッキリした返事をしなくちゃならないから、横須賀に行って古い人と相談して返事をしたんですけどね。例えば私達やりだした時、医者たちに云われたのはね、日本でソブラエティやっている人達は、一番長いのは 5 年です、って。今 AA の中で長いのは 28 年でしょ。古い人達。そういう訳で証明されているよ、このプログラム。自分自身何をすべきか、を考えるとね、やるべきだけですよ。
 
大学へ戻って心理学部の博士とっても何にもならないよ。飲むんだから。(会場笑)仲間と一緒にやれば飲まないで生きる生活が出来ますから、それが大事でしょ。ちゃんとあの時精神病院から退院して大体、1 日 1 人の生活したでしょ、アパートの中で。これやるのが早かった、大体。一番早いのは精神病院から退院して駅の前でワンカップ飲んで、それで戻ってきた人達も随分いるよ。というのは 1 人では無理でしょ、続けるため。昼はね、行くところがある、という事はね一つの助けでしょ。自分自身はまだ弱いんだから、外の生活に。段々強くなってくるけど、強くなってくるまでに仲間がいて、毎日ミーティングが 2、3 回位あるということはね、大事な事だと思いますよ。
 
私達の第 1 ステップゼミで預かった人間 12 人しかいなかった。今日、大勢みえてやっぱりね、私の一つの力になった訳は日本でもプログラムがされているという事は間違いないでしょう。今日、こればかりじゃなくて 3 か所ある、ということで、大勢が出来たもの、自分自身が出来るんですけどもやっぱりね、聞く耳を持つことが大事です。自分自身が人の話し聞いて「違うんだ、違うんだ、違うんだ」という事はね、第 2 ステップの問題よ。というのは違いがあっても一緒になったのは「呑兵衛」ですよ。(会場笑)「呑兵衛」じゃなければ、こういう様な所に来ませんよ。関係者は勉強する為に来るかも知れませんけど、僕たちは勉強じゃないよ。失敗と生き方の問題があるから、この部屋に入って一生懸命でしょ。20 年の集りに参りまして山谷マックの、明日帰るつもりですけどね、戦争中でニューヨークへ帰ってケネディ空港で降りる問題があるかないか、まだ分からないよ。行ってみないと。しかし AA の強さを感じて
 
非常に自分自身の為になった、という事はありがたい事だと思います。ありがとうございました。(拍手)
 
 
 
このお話は、「ジャン・ミニーの12ステップ」にも掲載されています。
 
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